日本ジョージ・
エリオット協会
THE GEORGE ELIOT FELLOWSHIP OF JAPAN
George Eliot Archive edited by Beverley Park Rilett https://GeorgeEliotArchive.org
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協会の概要
日本ジョージ・エリオット協会は、イギリス19世紀を代表する
女性小説家、ジョージ・エリオット(本名:メアリー・アン・
エヴァンズ、1819-1880)の作品への理解を深め、日本
におけるジョージ・エリオット研究の充実・向上と、会員相互の
親睦を図るための学会です。本協会はイギリスのジョージ・エリ
オット・フェローシップの日本支部も同時に兼ねており、会員は
入会と同時に、同フェローシップの会員としても登録されます。
イギリスのジョージ・エリオット・フェローシップは、1930
年にエリオットの生地、ウォリックシャーのナニートンを拠点と
して設立され、記念講演やエリオット誕生日の昼食会など、一年
を通した盛んな活動で知られております。本協会は、イギリスの
フェローシップの呼びかけに応えて、1997年11月22日※
に関西大学で協会結成大会が開かれ、約130名の会員を以って
創設されました。
※11月22日はジョージ・エリオットの生誕日です。
ご挨拶
ジョージ・エリオットが生きた19世紀は、それまでヨーロッパ世界の土台を
なしていたキリスト教信仰が大きく揺らいだ時代です。敬虔なイギリス国教徒
として生まれ育ったエリオットも、のちに自由主義思想の影響を受けて信仰を
捨て、小説家としての道を歩んでいきました。
こうして、人はいかに生きるべきかという問題を真剣に追求しようとしたエリ
オットの作品は、道徳的色彩が濃いという特色がある一方で、暖かいヒューマ
ニズムに溢れ、現代の読者にとっても親しみやすい文学と言えるでしょう。
たとえば、エリオットの作品のなかには、登場人物たちが人生上の岐路に立ち、
選択を迫られる瞬間を描いた、忘れがたい場面がしばしば出てきます。そして、
その行動の結果、彼らがどのような道筋を辿ることになるかというプロセスが、
実に克明に描かれていくのです。私たちが人生の途上で迷ったときにも、エリ
オットの文学は、立ち返るべき羅針盤のような存在になってくれるかもしれま
せん。
ともにジョージ・エリオットの作品を読み深めながら、その豊かな文学世界で、
「いかに生きるべきか」というヒントを探す旅に出かけましょう。そして、
ジョージ・エリオットに関する研究成果が、文学の重要性に光を当てることに
つながるようにと、願っています。
2022年3月8日
歴代会長
1997年11月~2003年11月 海老根 宏 (東京大学 名誉教授)
2003年11月~2005年11月 川本 静子 (津田塾大学 名誉教授)
2005年11月~2012年11月 内田 能嗣 (帝塚山学院大学 名誉教授)
2012年11月~2013年12月 津田 聖子 (帝塚山大学 名誉教授)
2013年12月~2017年12月 植松 みどり(和洋女子大学 名誉教授)
2017年12月~2021年12月 福永 信哲 (岡山大学 名誉教授)
2022年 1月~ 廣野 由美子(京都大学 教授)
英国本部より、海老根 宏 元会長が購入したジョージ・エリオット協会会員バッジ
活動
本会は、主として次のような活動をしております。
年1回(11月予定)の大会・講演会・総会の開催
年1回(11月予定)の研究誌『ジョージ・エリオット研究(The George Eliot Review of Japan)』の発行
年1回(6月予定)の『ニューズレター(Newsletter)』及び「会員名簿」の発行
その他、会にとって必要な活動
また、イギリスのジョージ・エリオット・フェローシップからは、次のようなサービスが受けられます。
年1回の研究誌『ジョージ・エリオット研究(The George Eliot Review)』の送付
年4回の『ニューズレター(Newsletter)』、及び大会や行事などのご案内の送付
その他、協会刊行物などのご案内の送付
事務局
ジョージ・エリオットにご興味をお持ちの方、また、本協会に入会ご希望の方は、大会や協会のご案内などを
お送りいたしますので、下記の事務局までお問い合わせください。
日本ジョージ・エリオット協会事務局
(The George Eliot Fellowship of Japan)
〒769-2193
香川県さぬき市志度1314-1
徳島文理大学香川校
中島正太研究室内
電話:087-899-7100
E-mail: georgeeliot.japan@gmail.com